寄り道しかしてない。

あれもこれも好き!

田舎生まれ田舎育ち、都会暮らしを振り返って物申す。

 

 

こんにちは。

 

私事ですが一人暮らし歴が今年3月で6年目に突入しました。

 

中途半端な田舎町を飛び出して都会の真ん中で一人暮らし。

(厳密には一人と1匹暮らし)

田舎娘の都会暮らしで苦労した思い出(もとい不満)を振り返ってみようと思います。

 

 

 

 

 

歩きまくる移動

 

18歳で運転免許を取得して19歳で都会に出るまで、移動といえば車でした。

1人1台の車の所持が当たり前といっても過言ではないのは、田舎あるあるではないでしょうか。

もちろん私もマイカーを所持していました。

それはもうガンガンに乗り回してから、マイカーを弟に譲り、地元を離れました。

 

自宅の玄関を出て車に乗り込み、目的地に着いたら車を降りる。

そんな生活に慣れた私にとって、最初の難関は徒歩と電車による通学でした。

 

自宅から、進学した専門学校まで、乗り換え1回の3駅。

まったく遠くないどころかむしろ近い。

駅の数や乗り換えの数で表せばなんてことのない通学ですが、地元の3両編成とはわけが違う都会の電車。当然ホームの長さが桁違いです。

最寄りの出入り口から一番近い車両が最後尾でしたので、乗り換え駅で電車を降りてから人だらけのホームを電車6両分ほど歩きます。

これだけですでに実家の最寄り駅の端から端よりもホームを歩く時間が長い。

 

地下鉄同士の乗り換えでしたので、そこからさらに地下へ降りていき乗り換えをします。これがまた地下深いところにあるためひたすら歩く歩く。

 

学校の最寄り駅についたら地下へ降りた分をまた昇ってさらに徒歩6分ほど歩く。

 

自宅から自宅の最寄り駅まで徒歩8分程ですので、電車に乗っている時間よりも歩いている時間のほうがはるかに長かった。

 

 

これが地味にきつかった。いや、派手にきつかったです。

慣れない人混み、慣れない電車、遠すぎる乗り換え、地下から昇る階段。

じわじわと溜まっていく通学のストレスに、私はなんてところに来てしまったんだと後悔しました。

 

今では慣れたもので電車くらいなんてことはないですが、今でも乗り換えは大嫌いですし、大阪の主要な場所へは大体乗り換えなしで行けるところに住んでいて、本当によかったと毎日思っています。

 

 

 

人混みに震える

 

都会といえばこれ。人混みです。

右も左も人人人・・・。見渡す限りの人。そしてノラ猫。

 

道行く人たちを目で追う癖があるのでこれはいまだ克服していません。

人口密度の高いところに行くと絶対に人酔いします。

気のせいかもしれませんが酸素まで薄く感じる。

 

人混みを目で追う以外につらいのがにおいです。

人の数が多ければ多いほどそれだけの種類のにおいがします。

加えて車や飲食店の排気など混ざった都会のにおい。

 

地元の中の都会とは格が違う人の数ですし、そもそも田舎の出なので夜でも人だらけの街はやっぱり怖かったです。

 

これも癖(?)なのですが私、めちゃめちゃスリが怖いんですよね。

 

外を歩くときはいつも頭の片隅にスリの2文字があります。

*スラム街出身とかではありません。

ただでさえ怖いので人混みを歩くときはバッグを持つ手やリュックを背負う背中にすごく力が入ります。

 

ちなみに人混み慣れしていない人は人の間を縫って歩くのが不慣れで歩くスピードが遅かったりしますが、私はそれはなかった(はず)です。

 

 

個人的な経験則ですが、人混みの中では「人にぶつかってしまう」ということへの罪悪感が薄れる気がします。

地元の大したことのない人波のなかでは、ぶつかってしまった時、「すみません」の言葉が必ずと言っていいほどありました。

他人にぶつかる可能性が上がれば上がるほど、ぶつかったから謝罪をするという行為の当たり前さが薄れていくのかなと思います。

 

 

 

冬は不満の宝庫

 

私は雪が積もるところの出身なので、やっぱり冬が一番、地元との差を感じる

季節です。

 

まず雪が積もらない。

これがすごく良いです。足がびちゃびちゃにならない。

マンション住まいなので、雪すかしや雪下ろしなどはほぼ必要ないですが、雪が積もらないことは積雪大嫌いな私にとっては大きなメリットです。

 

しかし。

 

積雪がほぼないということは、雪対策があまり為されていないということ。

地面に融雪装置もなければ車はスタッドレスタイヤも履いていなかったりするので、

降雪によってタクシーがかなりつかまりづらくなったりします。

これで何度も困りました。

もちろん積雪自体がかなりイレギュラーですから備える必要がないのでしょうし、私が勝手に不満がっているだけです。

 

 

雪国は寒いから冬は平気でしょ?と聞かれることも多いですが、

寒さのジャンルが違います。

地元の雪は水分を多く踏んだボタ雪ですから、寒いというよりは濡れてたい

積雪のない都会では、ビルの間を抜ける風が冷たくて痛い

この違いが結構大きいです。

 

濡れて冷たいのは防水スプレーなど使えばある程度対処できますが、

顔までは覆えない分風が冷たいというのは私にとって非常に厄介でした。

鼻や耳が取れるかと何度も思いました。

都会の風は冷たいんじゃなくて痛いです。

 

 

 

 

不満ばかり述べましたが

 

なんやかんやで都会生活をエンジョイしていますし、

不満だけではなく良いことももちろん多々あります。

 

 

 

田舎に住みたい、都会に住みたい、どちらの意見もよく聞きますが皆さんはどちらで暮らしたいですか?

 

ちなみに私は正直どっちでもいいので家から出たくないです。